妊娠リスク高い経口避妊薬 製薬会社が17万パックを自主回収 米国

[妊娠リスク高い「経口避妊薬」 製薬会社が17万パックを自主回収 米国]

(ハザードラボ  2018年05月31日)


国際的な医薬品・医療機器メーカー「アラガン」は今月29日、米国市場向けに
販売している経口避妊薬「TAYTULLA(タイチュラ)」の一部商品で、
望まない妊娠をする可能性があるとして約17万パックを自主回収すると発表
した。


一般的に「ピル」と呼ばれる避妊薬には、21錠タイプと28錠タイプの
2種類があるが、「タイチュラ」は28錠タイプ。

毎日決まった時間に1錠ずつ28日間服用をし続け、このうちホルモン剤が
入っていない偽薬(プラセボ錠)には他と区別するため、カプセルの色を
変えている。


米食品医薬品局(FDA)によると、回収対象となるのは、使用期限が2019年
5月までの16万8768パック。
本来ならば生理の周期に合わせて、最初の4日間分はホルモン剤が入った
ピンク色のカプセルを梱包する必要があるにもかかわらず、茶色のプラセボ
錠を入れた状態で出荷してしまったという。


アラガンによると問題のピルは、薬剤師が処方する薬局ではなく、医師が直接
患者に手渡す医療機関に出荷されているという。

同社は文書で購入者に自主回収を呼びかけ、医師に返品の手配を報告する
必要があるとしている。



http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/5/25009.html




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