薬が原因で起こる老年症候群とは

[薬が原因で起こる老年症候群とは?]

(家庭の医学  2020年5月26日)

<薬がマイナスに!?>
「老年症候群」という言葉を聞いたことはありますか。
加齢にともなって起こる症状や徴候を指し、呼吸器や循環器、神経系など、
治療や看護を必要とする複数の症状をあわせもちます。

なかでも最近とくに注目されているのが、「薬剤起因性老年症候群」です。
どのような状態を指すのでしょうか。
何が課題となっているのでしょうか。

老年症候群には、高齢になれば程度の差こそあれ、誰にでも起こり得る
「生理的老化」と、糖尿病や高血圧といった疾患や、転倒などによるけがが
原因で起こる「病的老化」があります。

薬剤起因性老年症候群は名前のとおり、薬が原因で起こるものを指します。
原因となりうる薬剤と、主な症状をあげてみましょう。

  降圧薬→ふらつき・転倒、記憶障害、抑うつ症状など
  睡眠薬→ふらつき・転倒、記憶障害、せん妄、便秘など
  抗不安薬→ふらつき・転倒、記憶障害、せん妄、食欲低下、便秘など
  パーキンソン病治療薬→ふらつき・転倒、記憶障害、せん妄、
               食欲低下、便秘など
  抗不整脈薬→せん妄など
  過活動膀胱治療薬→排尿障害・尿失禁、便秘など
  消炎鎮痛薬(NSAIDs、アスピリン)→食欲低下など
  抗ヒスタミン薬→記憶障害、せん妄、抑うつ、便秘、
               排尿障害・尿失禁など

(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子)

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