[自閉スペクトラム症に新薬治験「鼻にスプレー」]
(読売新聞 2018年3月7日)
対人関係を築きにくい自閉スペクトラム症について、鼻にスプレーするだけで
コミュニケーション能力の改善を図る新薬の臨床試験(治験)を、浜松医科
大学の山末英典教授(精神医学)らが医師主導で始めた。
中心症状であるコミュニケーション不全自体にアプローチする薬は初めて。
5年程度での製品化を目指す。
自閉スペクトラム症に対してはこれまで、障害に伴う不安やうつ、興奮など
二次的な症状に対応する薬が用いられてきた。
山末教授らは、「幸せホルモン」と呼ばれ、女性に多いオキシトシンに注目。
脳に作用し、協調性を高めるなどとする報告をふまえて研究を重ね、鼻から
吸収させるスプレーを帝人ファーマと共同で開発した。
http://news.livedoor.com/article/detail/14397317/