高齢者のビタミンD不足は免疫システムを弱くする

[高齢者のビタミンD不足は免疫システムを弱くする:英研究] (IRORIO  2014年03月01日) ビタミンDは食物の摂取で体内に取り込まれたり、また日光を浴びることで 皮膚で生成されたりする。 作用としては、カルシウムの吸収を高めて骨を丈夫にする働きがあるほか、 免疫システムに深くかかわっているとされている。 そのビタミンDについての新たな研究結果が英国から届いた。 高齢者は、ビタミンD不足になればなるほど免疫力が落ち、炎症がおきやすく なるというのだ。 英国アルスター大学の研究者らが、60歳以上のアイルランド人957人の血中 ビタミンDレベルと炎症のバイオマーカーを調べた。 その結果、ビタミンDが不足している人ほど炎症レベルが高かった。 炎症のバイオマーカーが高いということは、硬化症のような心疾患や関節 リウマチにつながる可能性があるのだという。 研究者らは「ビタミンD不足になることで免疫システムの機能が低下し、 炎症を引き起こしている」と推論し、さらに「言い換えれば、ビタミンDを 十分に摂取することで免疫機能を高めることができるといえる」と話す。 別の研究によると、世界では10億人もの人がビタミンD不足ともいわれて いて、ビタミンDの摂取で防げる病気も多くあると推定される。 今回の研究は高齢者が対象だが、若いうちから正しい知識を身につけ健康 管理に役立てたいものだ。 http://irorio.jp/karenmatsushima/20140301/116718/No tags for this post.
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