経口避妊薬の長期使用、緑内障リスク増の恐れ

[経口避妊薬の長期使用、緑内障リスク増の恐れ] (AFPBB News  2013年11月20日) (発信地:ワシントンD.C./米国) 【11月20日 AFP】 経口避妊薬を3年以上にわたって使用したことのある女性では、失明に最も 多い原因とされている緑内障にかかるリスクが2倍になるとの研究結果が 18日、米国眼科学会の年次会合で発表された。 研究は米国で40歳以上の女性3406人を対象とした聞き取り調査に基づいた もので、経口避妊薬を3年以上にわたって使用していたことがあると答えた 女性では、経口避妊薬を使ったことがない女性に比べて、緑内障の診断を 受けたという申告が2.05倍多かった。 使用した経口避妊薬の種類による違いはなかったという。 論文の主著者であるカリフォルニア大学サンフランシスコ校のシャン・リン 臨床眼科学教授は、結果は将来の研究を促すものとなったと述べつつ「現時点 では、経口避妊薬を3年以上服用したことのある女性は緑内障の検査を受け、 眼科にしっかりと経過を観察してもらうようにしてほしい。他に既存のリスク 要因がある場合は、特にそうすべきだ」とした。 今回の研究では、経口避妊薬と緑内障の因果関係を確かめることは行って いないが、過去の研究では女性ホルモンのエストロゲンが、緑内障の発症に 重要な役割を果たしている可能性が示されている。 http://www.afpbb.com/articles/-/3003558No tags for this post.
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