近視とは

[近視]

(Wikipedia)


<近視の発生>
近視は、屈折異常のひとつで、眼球内に入ってきた平行光線が、調節力を
働かせていない状態で、網膜上の正しい位置ではなく、もっと手前に焦点を
結んでしまう状態である。

言い換えれば、網膜が奥に位置し過ぎているのである。


誕生から20歳代〜37歳までにかけては眼球が成長するので、誰でも例外なく
近視の方向に屈折状態が変化する。

つまり、
(1)遠視が強かった者は遠視の程度が弱まる。
(2)丁度よい強さの遠視を持っていた者は正視になる。
(3)遠視が弱かった者は近視になる。
(4)遠視の無かった者は強度の近視になる。


この時期に近視の症状が現れなかった者は、近視化しなかったのではなく、
遠視が十分に強かったために近視が顕在化しなかっただけである。


成長期の終わった後の最終的な屈折状態(近視または遠視の強さ)は、
(1)生まれ持った遠視の強さ
(2)成長期における近視化の度合い
の2つで決まる。

最終的な屈折状態を決める要因としては(1)が主なものであることで
専門家の意見が一致している。

つまり、生まれ持った遠視の強さによって将来近視になるかはほぼ決まる。

現代、近視は増加傾向にある。

この増加傾向は、小中学生の生活習慣の変化によるものとも、小中学生の平均
身長が伸びたことの不可避的な副産物とも言われている。


近視は目の成長が止まるにつれて進まなくなる。


現代では目を酷使する機会が多いため20代後半を過ぎても進む事が多いとも
言われるが、目の酷使と近視の進行を結びつける科学的根拠はない。






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