添い寝中、母親の髪が1歳児の首に絡まり窒息死寸前に(英)

[添い寝中、母親の髪が1歳児の首に絡まり窒息死寸前に(英)]

(TechinsightJapan  2019年2月12日)

子育て中の母親にとって、可愛い我が子の寝顔を見ながら添い寝をする瞬間は
至福の時だろう。
しかしこのほどイギリスで、添い寝中の母親が自分の髪の毛で危うく我が子の
首を絞めて死なせる寸前だったことを明かした。
『New York Post』『WalesOnline』などが伝えている。

英ウェールズのファーンデールに住むエマ・ルイス・チピリさん35)は、
6児の母親である。
彼女は添い寝中に思いがけず我が子を死に至らしめそうになった出来事を
Facebookに投稿し、子育てをする母親達に向けてその危険性を訴えた。

エマさんは先月29日、1歳4か月になる息子リンカーンちゃんと一緒に
ベッドで眠っていた。
途中でリンカーンちゃんがもぞもぞ動き始めたために起きたのだが、
エマさんの目に思いもよらない光景が飛び込んできた。
リンカーンちゃんの首にエマさんの長い髪が巻きついて絞められていたのだ。

当時のことをエマさんは、このように振り返っている。
「リンカーンは赤ちゃんの頃から私と一緒に寝ていました。いつもは邪魔に
ならないように自分の髪の毛を結んでから寝ていたのですが、その時は頭痛が
あったことから髪を緩く結わえていたのです。」
「私が寝ている最中、リンカーンが横で体を動かしているのに気付いて目が
覚めました。その時、私の髪が息子の首を絞めつけていることに気付き
ました。」

すぐさまエマさんは、窒息しそうになっているリンカーンちゃんの首から
自分の髪をほどこうとした。
しかしパニックになっていたこともありエマさんはうまく髪を取り除くことが
できず、さらにきつく首に巻き付いてしまったそうだ。
それでも何とか髪を取り除こうと首と髪の毛の間に指を入れて緩めようと
したが、指が入り込む隙間もないほど髪の毛はリンカーンちゃんの首に
きつく巻き付いていた。
手の施しようがない中、エマさんは恐怖を感じ泣きながら叫ぶしかなかった。

その時、運良くエマさんの夫ジャスティンさんが帰宅して、すぐに髪を
切りリンカーンちゃんを救ったが、首には髪の毛が食い込んだ痕がくっきりと
残り、しばらくはその痕が消えなかったという。

リンカーンちゃんはその後、特に問題もなく過ごしているようだ。

しかしエマさんは今回の体験を教訓にし、Facebookで他の親達に向けて
添い寝をする時には注意をするように呼びかけた。
「今回私が起こしてしまったような危険が起きるなんて、おそらく考えた
ことも無いでしょう。髪の長い人は子供と添い寝するときはきちんと
髪を結わえてください。」

なお米小児科学会によると、毎年約3,500人の乳幼児が睡眠時になんらかの
原因で死亡しているそうだ。
そしてベッド内で起こる予期せぬことにより窒息や身体が絞めつけられる
などの原因で死亡するケースは、1999年から2015年にかけて84パーセントも
増加しているとのことだ。

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

http://japan.techinsight.jp/2019/02/masumi02091243.html

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