お手柄5歳男児! 意識不明の祖父を救うため冷静に緊急通報(英)

[お手柄5歳男児! 意識不明の祖父を救うため冷静に緊急通報(英)]

(TechinsightJapan  2018年12月6日)


緊急事態が起こった時、誰しも恐怖とパニックに陥るだろう。
しかしそんな状況下にいたにもかかわらず、5歳の子供が冷静に緊急通報し
祖父の命を救ったニュースがイギリスで報じられた。
後にこの男児は警察署から表彰状を授与され、早めのクリスマスプレゼントを
受け取ったという。
『Gazette Live』『BBC News』などが伝えた。


ノース・ヨークシャー州リッチモンドシャー区キャッタリックの村に住む
祖父ギャリーさんのもとに滞在していたルーカス・カーター君(5歳)は
12月1日の朝、とんでもない経験をすることとなった。
ルーカス君が目覚めた時、ギャリーさんがソファーで意識不明の状態に
なっていたのだ。
ルーカス君はすぐに「999」へ緊急通報し、オペレーターのギャビー・
ラッジ・コックスさんに事情を説明した。
幼い子供が通報してきたと知ったギャビーさんは、か細い声ではあるが
しっかりと状況を説明したルーカス君から必要な情報を得て住所を特定し、
救急車と警察をギャリーさんの家に向かわせた。
また同時に、ルーカス君の母親アレックス・ライトさんの居場所を特定し、
ギャビーさんの同僚が連絡をとった。

通報から7分後に救急車とジェイムズ・ボウイ警官がギャリーさん宅に到着。
アレックスさんからギャリーさんが糖尿病を患っていることを聞いた
救急隊員は、自宅で糖尿病性昏睡状態に陥っていたギャリーさんの治療に
あたった。
ルーカス君が素早く機転を利かせて通報したことで、ギャリーさんの命は
救われた。

これについてノース・ヨークシャー州警察は12月4日、ダラム州ストックトン
=オン=ティーズのイングルビー・バーウィックにあるルーカス君が通う
ウィンストーン小学校を訪問し、児童らの前でルーカス君の勇気ある行為を
称えた。

同警察署のシアロン・アーヴァイン警察署長は、ルーカス君に表彰状と少し
早めのクリスマスプレゼントを手渡しこのように語った。
「彼の素晴らしい機転の良さと勇気を、学校の児童らの前で祝えたことは
喜ばしいことです。今回、ルーカス君と家族に会えてとても光栄でした。
ルーカス君は5歳とは思えない冷静さで素早く行動し、しっかりと応対
しました。そのおかげでギャリーさんの命が助かったのです。ギャリーさんは
今、順調に回復しています。今回の件については同警察署全員がルーカス君を
『リトル・ヒーロー』と呼んで称賛しており、今度ルーカス君をヨークにある
緊急オペレータールームへ招待したいと思っています。スタッフみんな、
『リトル・ヒーロー』に会いたがっていますからね。」

また、オペレーターのギャビーさんも「ルーカス君の電話応対は素晴らしい
ものでした。5歳だけに、恐怖と困惑が入り混じった状況にいたことで
しょう。でもルーカス君は999への通報の仕方をちゃんと知っていました。
家族はルーカス君のことをとても誇りに思うことでしょう」と、ルーカス君の
勇気を絶賛した。


(エリス鈴子)


http://japan.techinsight.jp/2018/12/ellis19051204.html




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