水飲み過ぎ注意 熱中症対策どころか水中毒

[水飲み過ぎ注意! 熱中症対策どころか「水中毒」
                      ―脳細胞むくんで死の危険]

(J-CASTテレビウォッチ  2018年7月25日 )


熱中症にならないためにたっぷり水を飲めといわれているけれど、取りすぎは
逆によくないらしい。

「脳の細胞がむくんで、ひどい場合は死に至る」と池袋大谷クリニックの
大谷義夫院長が「水中毒」に警鐘を鳴らす。

通常、人間の血液には水分と塩分がバランスよく存在しているが、短時間に
多量に水分を摂取すると塩分濃度が低下し、バランスをとろうとして水分が
細胞に流れ、これが脳で起こると脳浮腫で突然死することもあるという。
つまり水中毒だ。


水中毒を体験したことがある50代の女性は、夏の旅行先で1時間に
1.5リットルのペースで水分をとっていたところ、めまいや腹痛、吐き気を
感じた。
熱中症だと思ってさらに水を飲んだところ、体がけいれんし救急搬送され、
水中毒と診断された。



<経口補水液も飲み過ぎると塩分方で血圧上昇>
水中毒を防ぐためには、水分の取り方がポイントとなる。
水は1時間100ミリリットル程度をこまめに飲むこと。

正常時には水や麦茶でいいが、汗をかいた時は塩分と糖分を含むスポーツ
ドリンクを飲むようにする。

汗を大量にかいたり脱水症状が進んだりしたときは、経口補水液が適して
いる。



司会の国分太一
「熱中症対策として、あらかじめ経口補水液を飲んでもいいのでしょうか」

医師で医療ジャーナリストの森田豊氏
「いい質問です。経口補水液は塩分が多く、飲みすぎると高血圧の原因に
なってしまうので、熱中症の症状が出始めてから飲んでください」



http://news.livedoor.com/article/detail/15062867/




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