「ドクターフィッシュ」で足の爪がはがれ落ちる

[フィッシュペディキュアで爪が脱落か、米で症例報告]

(CNN.co.jp  2018年7月4日)


小魚に足の古い角質を食べさせる「フィッシュペディキュア」を受けた
女性が、足の爪がはがれ落ちる症状に見舞われたという症例が、3日の
米医学誌に報告された。

女性は半年前、水槽に足を浸して「ドクターフィッシュ」と呼ばれる小魚に
古い角質を食べさせるフィッシュペディキュアを経験した。
ところがしばらくたって、足の爪がはがれ始めていることに気付いたという。

この症例を報告した米ワイルコーネル医科大学のシャリ・リプナー准教授は、
「これは我々が考えているよりも、ずっと一般的かもしれない」「(爪が)
脱落する現象は数カ月たってから起きる。患者や医師が、特にフィッシュ
ペディキュアがこんな症状を引き起こすとは認識さえしていなければ、
関連付けて考えるのは難しい」と話す。

爪がはがれ落ちる症状は「爪甲脱落症」と呼ばれ、一般的にはけがなどに
よって爪の成長が妨げられて発生する。
しかし女性の場合、他に爪の異常を引き起こすような病歴はなかった。

魚につつかれることと爪がはがれる現象の関係を裏付ける検査は存在しない
ものの、リプナー准教授は「フィッシュペディキュアが原因だったことは
ほぼ間違いない」と結論付けている。

これに対して米マイアミ大学医学校のアントネラ・トスティ氏は、「魚が
問題を引き起こしたという確証は何もない」と反論した。
同氏は欧州ネール協会の元代表。
女性の問題は、ハイヒールや先のとがった靴を履いたことが原因だった
可能性があるとの見方を示している。

リプナー准教授も、フィッシュペディキュアが爪の脱落を引き起こした
症例は、この女性以外では確認していない。

ただ、フィッシュペディキュアについては、健康にいいという根拠のない
主張で人気があると解説している。



http://news.livedoor.com/article/detail/14960459/




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