乃木坂46・高山一実の7年目の目標は「滑舌をよくしたい!」

[乃木坂工事中 私の7年目の目標発表会
              高山の7年目の目標「滑舌をよくしたい!」]

(テレビ東京 乃木坂工事中  2018年3月19日放送)


高山一実の7年目の目標は「滑舌をよくしたい!」。
女優にも挑戦してみたいと話す高山は上野由紀先生の元でトレーニングを
行った。
高山は「さ行が苦手」「声のこもり」などを指摘された。

「siri」に聞き取って貰えない「高所得者層」を言えるようにトレーニングを
実施した。



https://datazoo.jp/n/%E9%AB%98%E5%B1%B1%E3%81%AE7%E5%B9%B4%E7%9B%AE%E3%81%AE%E7%9B%AE%E6%A8%99%E3%80%8C%E6%BB%91%E8%88%8C%E3%82%92%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84%EF%BC%81%E3%80%8D/14328664


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[解説]


乃木坂46の高山一実さんは地声が低いのが嫌いだと言います。

おそらく変声期を迎えたであろう頃から、低音の地声を嫌って、地声と
裏声とをミックスして発声するようになったらしいと、講師の上野由紀先生は
指摘します。

地声と裏声とをミックスして発声するために、舌や咽喉の筋肉を間違って
使うようになってしまい、その結果として滑舌が悪化してしまったと
考えられます。


上野由紀先生による高山一実さんの声質ものまねは秀逸です。
すごい技術力です。


私もMFT口腔筋機能療法のセミナーを受けて修了証書をもらいましたが、
上野由紀先生は次元が違う技術力です。


全国区の有名アナウンサーの中にも構音障害の人が大勢います。
合う合わないはあるでしょうが、上野由紀先生の門を叩いてみてもらいたいと
思いました。



(横山歯科医院・横山哲郎)


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[声帯(声門)]


咽喉には腹側に気管から肺へ続く呼吸器系が、背側に食道から胃へ続く
消化器系があります。

通常の呼吸時には、食道の入り口は塞がっています。
鼻呼吸にしろ口呼吸にしろ、空気の流れは気管に入ります。
気管の入口付近にある声帯(声門)は全開状態です。

飲食時には、食道の入り口が開きます。
逆に、飲食物が気管に入る誤嚥を防ぐために、気管の入口にある咬頭蓋という
蓋が閉じ、さらに声帯が閉じます。
二重の安全装置になっています。

発声時には、声門はほぼ閉じていて、わずかな隙間が開いています。
そのわずかな隙間が、空気(呼気)が通る時に振動して、声の元がつくられ
ます。



(横山歯科医院・横山哲郎)


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[声変わり]


思春期における身長の伸びと同じように、声帯の長さも長くなります。
それに伴って音域(声域)が低くなります。

女性よりも男性の方が声帯の長さが長いので、低音になります。



(横山歯科医院・横山哲郎)


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[言語と音域(声域)]


日本語は母音中心の言語ですので、低音域を使用します。

一方、英語は子音が多い言語ですので、高音域を使用します。
洋画や海外ドラマの俳優の声が高くてビックリした経験があると思います。

平均身長が高い欧米の俳優の方が高音域を使用するように、音域(声域)は
声帯の長だけで決まる訳ではないことが分ります。

声域は、声帯の振動が元になりますが、舌や咽喉の筋肉を動かして、口腔内の
容積を変化させることによって決まります。


舌や咽喉の筋肉の間違った動かし方が、構音障害の原因となります。



(横山歯科医院・横山哲郎)


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