[男性機能の低下の背景に「葉酸欠乏」]
(Medエッジ 2015年9月7日 )
<血液の中の濃度が勃起不全と関連>
血液中の栄養素「葉酸」の濃度が欠乏していると、勃起不全の重さに
つながっているようだ。
<勃起不全の程度で3グループを比較>
トルコのエルジンジャン大学を中心とした研究グループが、アンドロロジア
誌で2015年8月25日に報告した。
研究グループは、勃起不全と血液中の葉酸との関連を探っている。
勃起不全の120人を40人ずつ重度から軽度の3つのグループに分けて、40人の
健康な男性を比較対照とした。
さらに、空腹時の血液を取って、総テストステロン、コレステロール、
葉酸濃度を測定した。
<年齢は関係しない>
葉酸の濃度が、勃起不全の重さと関連があった。
葉酸は勃起障害が重度だと7.2ng/mL、中程度では7.1ng/mL、軽度では
10.2ng/mL。
比較対照のグループは10.7ng/mLだった。
中程度から重い勃起障害だと、葉酸が低い結果となっている。
平均年齢、平均BMI、平均の総テストステロン濃度、コレステロール濃度は
関連していなかった。
葉酸は文字通り野菜に豊富に含まれる。
補給すると影響があるか注目されそうだ。
https://www.mededge.jp/a/xyst/18791