体外受精の後、女性のビタミンD欠乏で妊娠率低下

[体外受精の後、女性のビタミンD欠乏で妊娠率低下]

(Medエッジ  2014年8月13日)


<低下の幅は15%>
体外受精および顕微授精を受けた女性では、ビタミンDが欠乏すると妊娠率が
低下する可能性があるようだ。

ベルギーとペルーの研究者グループは、2014年6月8日にヒューマン
リプロダクション誌で報告した。

<不妊症の女性でビタミンDの影響確認>
女性の体内の生殖に関わる仕組みには、ビタミンDを活用する機能が存在
すると確認されていたが、ビタミンDが欠乏するとどう影響が現れるかは
不明だった。


研究グループは、15カ月間で治療を受けた400人弱の不妊症の女性を対象と
して、体外受精または顕微授精でできた胚を子宮内に移植する7日前に女性の
血液を検査。2
5-OHビタミンD濃度が20ng/mL未満の場合をビタミンD欠乏と定義して、
妊娠との関係を調べた。

ビタミンDが高値の女性と比較して、ビタミンD欠乏の女性では臨床上の
妊娠率は15%程度低くなると判明した。

今後は、ビタミンDを使った妊娠率への影響を調べる研究が必要と研究
グループは指摘。

不妊治療を受ける上では、栄養も影響すると知っておくのは意味がある
だろう。


http://www.mededge.jp/a/xyst/1209

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