前川清さん 股関節症(4)40周年の節目 手術を決断

[歌手 前川清さん 股関節症(4)40周年の節目 手術を決断] (読売新聞  2014年3月6日) 芸能生活40年の記念公演が予定された2008年、ついに決断した。 50年来の“付き合い”で「いつか治さなきゃ」と思いながら、延ばしてきた 右足の股関節手術。 「激しい動きのある舞台は、痛みを抱えたままでは乗り切れない。途中降板 でもしたら迷惑をかける」と考えたからだ。 手術では右足の付け根周辺の骨を削り、チタンの人工股関節を埋め込んだ。 1メートル77の長身だが、実は痛い右足が左足より3センチ短かった。 そこで、両足の長さがそろうように、人工股関節で右足を伸ばす調節も 行った。 小さな丸い痕がわずかに3つしか残らない、見事な手術だった。 半世紀も悩まされた痛みは、うそのように消えた。 長年の平衡感覚が崩れたため、「初めはロボットが歩いているようでした」。 鏡を見ると、以前は少し傾いていた。 「今度は両肩の位置もそろって、傾きがなくなったように見えますが、逆に、 自分では傾いているような感じがしました」 慣れるのに時間がかかった。 自分の歌謡ショーでは、ステージから降りて観客の間を回る。 「僕の歌で一人でも元気になってくれれば、それで満足です」 長崎時代に全国進出をためらったように、大きな欲を持たない姿勢は今も 変わらない。 (文・斉藤勝久、写真・加藤祐治) http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=94109No tags for this post.
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