妊娠1年前からの葉酸摂取は早産リスクを半減、米研究報告

[妊娠1年前からの葉酸摂取は早産リスクを半減、米研究報告]

(AFPBB News  2008年2月1日)

発信地:ワシントンD.C./米国

【2月1日 AFP】
妊娠の1年前から葉酸を摂取することで、早産の危険性が半減する可能性が
あるとの研究報告が1月31日、米テキサス州ダラスで開かれたSociety for
Maternal-Fetal Medicine主宰の産婦人科医の年次総会で発表された。


葉酸はホウレンソウなどの緑色野菜、果物、豆類などに含まれるビタミン
B群の一種で、細胞の再生を助ける役割を果たす。


研究によると、葉酸を摂取することで、子どもに精神遅滞、失明、肺疾患
などを引き起こす可能性のある早産を50〜70%減らすことができるという。


米国立衛生研究所(NIH)は1999年から2002年の期間、3万8,000人の
女性を対象に調査を実施した。

研究の主著者、米テキサス大学のRadek Bukowski氏は「少なくとも1年間
葉酸を摂取することで、超早期(妊娠20〜28週)の早産を70%、早期
(同28〜32週)の早産を最大50%減らすことができる」と報告した。

公衆衛生当局は現在、出産適齢期のすべての女性に毎日400マイクログラムの
葉酸を摂取することを推奨している。


妊娠中の健康に取り組む非営利団体March For DimesのAlan Fleischman
氏は、今回の研究が当局の推奨を後押しするものとなると述べている。




http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2344807/2581295





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