ナフタレン(ナフタリン)中毒

[ナフタレン]

(Wikipedia)


ナフタレンにさらされると、赤血球が障害を受け破壊される。
赤血球の再生は可能である。

子供が誤ってナフタレンを含んだ防虫剤や防臭剤を口に入れた場合に問題に
なりやすい。

極端な疲労感、食欲不振、不眠、チアノーゼといった症状が現れる。

大量のナフタレンに暴露されると、吐き気、嘔吐、下痢、血尿、黄疸を
引き起こす。


万一、誤食があった場合は、病院に行くこと。
よく有毒物質を飲んだとき牛乳を飲ませる応急処置をするが、ナフタレンの
場合は牛乳を飲ませてはいけない。
ナフタレンは脂溶性のため体内に吸収され易くなってしまい危険である。


アメリカ国立衛生研究所は2005年の11回発癌性物質報告書からナフタリンを
「人間に対する発癌性物質と正当に予測される」物質としてリストしている。

国際癌研究機構(IARC)は、2002年にナフタレンをヒトに対する発癌性の
疑いがある物質(Group2B)として位置づけた。
同機構ではナフタレンに対する急性暴露は、ヒト、ラット、ウサギ、マウスに
おいて白内障の原因となること、成体以外では経口暴露、吸入暴露、胎児期の
間接暴露により、溶血性貧血が起こることを指摘している。





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