肉芽腫とは

[肉芽腫]

(Wikipedia)


肉芽腫(にくがしゅ、慣習的に「にくげしゅ」とも)は、炎症反応による
病変のひとつであり、顕微鏡的に類上皮細胞、マクロファージ、組織球、
巨細胞などの炎症細胞が集合し、この周囲をリンパ球、形質細胞と線維組織が
取り囲んでいる巣状病変のことである。

免疫刺激の少ない異物により惹起される異物性肉芽腫と、免疫反応を引き
起こす不溶性粒子により惹起される免疫性肉芽腫とに分類される。


生体内に異物(それは感染源をはじめとして、有害であることが多い)が
入り込んだ際に、それに対する防御反応として炎症が起きる。

その結果異物の有害性(生体にとって不利益な刺激)そのものをうまく弱体化
できればよいが、それができない場合には、刺激を和らげるために異物を
「隔離」してしまえばよい。
この「隔離」によって最大の効果を得ようとする活動が肉芽腫形成である。

このように異物を分解したり除去できるのか、それとも「隔離」するしかない
のかは、宿主の免疫能と異物の性質の相互関係にかかっている。

十分な免疫力があれば肉芽腫は、細胞内に感染して殺すことのできない
病原体を終生無症状のままコントロールすることも可能である。

また肉芽腫性反応は、異物だけでなく腫瘍細胞に対しても有効なコントロール
できることがある。





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