麻疹(はしか)とは

[麻疹]

(Wikipedia)


麻疹は、ウイルス感染症の一種。
伝染力が非常に強く、世界保健機関WHOの推計によれば、2004年の全世界の
患者数は約40万人で、東南アジア、中近東、アフリカで多く発生している。

「麻疹」と書いてはしかとも読み、日本では一般にはこちらの方が知られて
いる。
近年は「疹」の字が常用漢字でないため「麻しん」とも書かれる

流行株の変異によって、ワクチンで獲得した抗体での抑制効果が低くなる
ことが懸念されている。
また、ワクチンによる獲得免疫の有効期間は約10年とされるが、ブースター
効果による追加免疫が得られず、抗体価の低下(減衰)により再感染することも
ある。



<脳・神経系の合併症>
(1)亜急性硬化性全脳炎(SSPE)
この病気は麻疹に感染後7~10年してから知能障害や運動障害が発症し、
ゆっくりと進行する予後不良の脳炎である。
麻疹に罹患した人の数万人に1人が発症するといわれている。
稀に予防接種でも発症することがある。


(2)ウイルス性脳炎
1,000人に1人くらいの割合で発症。
熱発の程度と脳炎の発症率に相関はない。
発症すると1/6が死亡、1/3に神経系の障害が残るとされる。






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