[肺がん治療薬副作用で52人死亡 オプジーボ使用歴リスク高]
(共同通信 2019年2月28日)
肺がん治療薬「タグリッソ」の使用後に間質性肺疾患などの副作用とみられる
症状が出て、約2年半の間に52人が死亡していたことが28日、分かった。
特にがん免疫治療薬「オプジーボ」の使用歴がある患者に多く、厚生労働省は
使用時に注意するよう呼び掛けた。
タグリッソは「EGFR」という遺伝子に突然変異があるタイプの肺がんの
治療薬で、手術ができないか再発の患者が対象。
製造販売するアストラゼネカが2016年3月から2018年8月までの全使用例を
調査したところ、3578人のうち、下痢や発疹などの副作用が2079人に出て、
うち52人が死亡していた。