「バード・ボックス」チャレンジで17歳少女が衝突事故(米)

[「バード・ボックス」チャレンジで17歳少女が衝突事故
                      Netflixは注意喚起も(米)]

(TechinsightJapan  2019年1月13日)

昨年12月21日から全世界配信となったNetflixのオリジナル映画『Bird Box
(バード・ボックス)』。
リリース後1週間で視聴アカウント数が4500万を超えるほどの人気の
サバイバル・スリラーだが、この作品に触発された人々がサンドラ・ブロック
演じる主人公になりきって危険な行為にチャレンジする「バード・ボックス・
チャレンジ」が流行。

このほど米ユタ州で、目隠しをした少女が車を運転するという危険極まりない
行為により衝突事故を起こした。
『BBC News』『Metro』などが伝えている。

サンドラ・ブロック主演の映画『Bird Box(バード・ボックス)』では、
未曾有の謎の異変に襲われ、世界の終焉と人類の滅亡が迫る近未来世界が
描かれており、2人のまだ幼い子供を持つ母を演じるサンドラ・ブロックが、
“邪悪な力”を見るのを避けるために目隠しをしながら危険な川や密集した森を
子供たちと逃避し、必死に生き延びようとするストーリーが繰り広げられる。

この『Bird Box』に触発された人々によってネット上では「#バード・
ボックス・チャレンジ)」が流行し、危険な行為が頻繁に起こっていると
いう。

米ユタ州デービス郡レイトン市では、17歳少女がニット帽で目元を覆い隠して
市内の道路を運転するという危険な行為におよび、衝突事故を起こした。

1月7日の午後に起こったこの衝突事故では、運転していた少女が16歳の
同乗者を乗せて「#Birdboxchallenge」を決行。
しかし車が別の車線に入り、走行中の車や電柱などに衝突した。
幸いにも他の運転手を含め、深刻な怪我をする者はいなかったようだ。

11日にレイトン市警察がTwitterで注意喚起したが、同警察署のトラヴィス・
ライマン警官は「今更、このような警告をしなければならないとは思っても
いませんでしたが、目隠しをして運転をしないでください。これほどの危険な
行為は、道路にいる自身だけでなく他人を巻き込み、絶対に許し難いもの
です」と話している。

巷では「#Birdboxchallenge」で目隠しをした人々が壁に向かって突進
したり、往来の激しい道路に近付くなど危険行為が流行しているため、
1月2日にNetflix側が異例の警告ツイートを出していた。

「こんなことを伝えなければならないことが信じられませんが、どうか、
どうか、このバード・ボックス・チャレンジで自分を傷つけないようにして
ください。どうやってこれが始まったのかきっかけはわかりませんが、
みなさんのNetflixへの愛には感謝しつつも、2019年は少年少女のみなさんが
このネットミームのせいで病院へ搬送されるなどというようなことがない
ようにと、当社は願っております。」

なお今回、車を運転していた17歳少女は無謀な運転をした罪で逮捕された。

レイトン市警察のTwitterには「これはもう犯罪行為だろ」「少女は永遠に
免許取り消しにすべき」「こんなチャレンジをしている奴らへの見せしめの
ためにも、少女には厳しい処分を下さないと!!」「言葉がないわね」「これが
自分たちが住んでる社会なのか…神よ助けてくれ」といったコメントが
見受けられる。

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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