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症例
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[その場しのぎの歯科治療と義歯修理が招いた身体の歪み]
80代男性
痛い所だけ、取れた所だけを最小限最低限治療し その都度最小限最低限の義歯修理を続けてきた
咬合平面が著しくズレていて、 バランスを取るために、 まるで「脊椎側湾症」ごときに身体が歪んでいた 肩凝りが著しく、重症の五十肩で手が上に上がらなかった
咬合平面が正常になるように残存歯の治療を行い 新義歯を作製したところ、 身体の歪みは70%改善した
肩凝りや五十肩の症状も軽快した
(先人の教えTB039)
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[残存歯の形態が悪く 残存歯に合わせて作った義歯の人工歯の形態も悪かったために咀嚼できなかった症例]
60代女性
前医で自費治療の局部床義歯(部分入れ歯)を作製したが噛めない
咬合診査の結果、 残存歯の形態が悪く、 残存歯に合わせて作った義歯の人工歯の形態も悪かった 結果的に、 噛む効率が悪く、 尚且つ噛み切った食物が排出されない噛み合わせになっていた
応急的に咬合調整&形態修正したところ、最低限噛めるようになった
最終的には、 クラウン(冠)にて残存歯の形態修正、咬合平面修正後、 新義歯を作製して 噛める噛み合わせになった
(研究会症例TKNB)
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[義歯圧迫に伴う口蓋部ヒリヒリ感]
60代女性
X−5年、A歯科にて上顎に金属床義歯を製作・装着した X−3年、左側口蓋部にヒリヒリ感が出現した。 金属アレルギーを疑いレジン床義歯を新製したが、 症状は改善しなかった
X−2年、B歯科にてレジン床義歯を新製したが、 やはり症状は改善しなかった
X−1年、C歯科にてビタミン剤内服や口内炎用外用薬を処方されたが、 症状は改善しなかった
X年、耳に違和感が出現し、D病院耳鼻咽喉科を受診 CT検査の結果、異常は認められなかった 同D病院脳神経外科にてMRI検査を受けるも異常は認められなかった
同X年、E歯科(研究会メンバー)を受診 ティッシュコンディショナー(軟性義歯用材料)を試したが、 効果は無かった
口蓋違和感部を精査したところ、 大口蓋神経支配領域に限局していたため、 義歯の該当部分をリリーフしたところ、 口蓋部ヒリヒリ感は消失した
元々クレンチング(噛み締め)が強いために、 歯牙を喪失し義歯装着に至ったが、 義歯装着後もクレンチングが止まらずに症状出現に至ったと推測された
(研究会症例:DD3147)
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