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症例
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[中年になって反対咬合が悪化した症例]
50代男性
元々反対咬合ではあったが、 切端咬合に近く「ギリギリ反対咬合」であったという
中年になり反対咬合が悪化したという
一般論として、加齢に伴い歯牙咬耗によって咬合高径は低くなる 咬合高径が低くなるので、ほうれい線は深くなり、シワも増える
反対咬合も咬合高径が低くなると、より重症の反対咬合になる
この症例では、歯牙咬耗に加えて、 治療途中での中断や、 生活悪習癖(態癖)による外力などによって 咬合高径が極端に低下したために生じた反対咬合の悪化現象である
治療法は、 補綴(冠やブリッジ)による咬合高径の回復か、 外科的矯正治療である 通常のワイヤー矯正では治療困難である
(当院症例)
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[中年になって反対咬合が悪化した症例]
50代女性
元々反対咬合ではあったが、 切端咬合に近く「ギリギリ反対咬合」であったという
中年になり反対咬合が悪化したという
歯科治療途中で度々中断を繰り返したため、 咬合高径が極端に低下したために生じた反対咬合の悪化現象であった
全顎的な治療を希望したため、 仮歯で元々の予想咬合高径を超えて、噛み合わせを高くしたところ、 切端咬合よりわずかに正常咬合寄りまで改善した
顎関節や顔貌の調和に問題がなく、頚部痛や肩凝りが出現しなかったため、 その高さで最終的な補綴物を作製した
(当院症例)
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[咬合低位に伴う歯牙異常感と嘔吐反射]
40代女性
左右上顎大臼歯が失活歯(神経が無い歯)なのに響く、しみる
<全身疾患> 自律神経失調症 しばしば風邪をひく 疲労感が極めて強いく、多くの動作にため息が伴う 左右両側慢性副鼻腔炎が治っては再発する 失神の既往があり大学病院に検査入院するも原因不明
<口腔内外の問題点> 嘔吐反射 骨隆起 歯牙の違和感を繰り返し訴え、上顎左右臼歯に集中 冠の脱離を繰り返す X線にて下顎頭(顎関節)に高度な吸収が認められる 下顎前歯部叢生&歯軸傾斜、 上下口唇過緊張 レジンアレルギー
<考察> 子どもの頃からの、 うつ伏せ寝や歯列接触癖をはじめとする様々な生活悪習癖(態癖)によって、 咬合高径が徐々に低くなっていったのが根本原因と考えられ、 その対策治療が必要
(当院症例)
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