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日中の噛み締め改善と夜間のスプリント使用とで劇的に改善した歯周病症例
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40代女性
子育てのために忙しくて8年ぶりに来院したところ 歯周病がかなり悪化していた 特に、左右上顎小臼歯は重症であった
しかし、歯ブラシの状態は比較的良好であり、 歯周病の悪化を歯周病原因細菌による炎症で説明することは出来なかった
歯周組織検査の結果、炎症型ではなくて咬合パターンを示した 模型診査の結果、噛み締めと歯ぎしりとによる咬耗が認められた
まず日中の噛み締め(食いしばり)を意識して、次に噛み締めをしないように注意してもらった 夜間就寝時にスプリントを使用してもらった
半年後、歯周病が劇的に改善していた 動揺している歯の数と程度が半減した 重症だった左右上顎小臼歯は、 右上5:歯肉退縮2mm+歯周ポケット7mm=アタッチメントロス9mmからアタッチメントロス7mmへ改善 左上4:歯肉退縮1mm+歯周ポケット8mm=アタッチメントロス9mmからアタッチメントロス5mmへ改善
現在は、 ・継続して噛み締め(食いしばり)をしないように注意してもらう ・疲労時やストレス時のみ夜間就寝時にスプリントを使用してもらう ことによって安定している
(当院症例)
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歯周病・目次
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