[顎関節症とは] (gooヘルスケア)
<どんな病気か> 咀嚼や口の開閉といった顎運動に伴う筋の痛みや違和感として自覚される咀嚼筋群の 疼痛性機能障害と、顎関節の雑音や関節痛を伴う可動制限を包括して顎関節症と 呼びます。 咀嚼筋、顎関節にそれぞれ単独で症状を示す場合もあれば、両者が関連して症状を 形成することもあります。
<原因は何か> 発症頻度に性差はありませんが、医療機関への受診数は女性で高頻度(70%以上) です。 好発年齢は10代後半〜20代が1つのピークで、2つめのピークは40代以降に ありますが、最近では10歳未満の若年で発症する頻度も増加しています。
原因は多因子的であり、以前から指摘されている因子には、精神的ストレス、 局所疲労を蓄積させる生活習慣、噛み合わせの異常、外傷などがあります。
<症状の現れ方> 臨床症状は顎運動時の咬筋、側頭筋の痛み、顎関節(耳前部)の痛み、 顎関節の雑音、ならびに顎関節の可動制限などで、多くの場合症状は複合します。
<検査と診断> 診断は病歴ならびに画像診断などを総合して行いますが、X線、MRIなどの 画像情報は重要です。
<治療の方法> 咀嚼筋の疼痛性機能障害に対しては、ホットパックによる温罨法、各筋の圧痛点に 対するマッサージ、開口運動やあごの側方運動によるストレッチングなどが 効果があります。 夜間就眠中に歯ぎしりや噛みしめなどがある場合では、可撤性咬合床 (マウスピース)を装用すると効果があります。 咬合異常を臨床症状の原因と断定して、歯の削合を行ったり、冠など補綴物の 固定を行うなどの非可逆的治療は避けるべきです。 症状が軽快しない場合には、生理的食塩水による関節腔洗浄療法が選択される こともあります。 また関節円板転位・変形、変形性関節症など顎関節の器質的疾患が存在する 場合は、関節鏡視下手術、開放関節手術を行うこともあります。
<病気に気づいたらどうする> 前記の症状がある時は、歯科医または口腔外科専門医に相談してください。
(執筆者:近藤壽郎)
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10D40700.html
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