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骨髄細胞使い脳梗塞治療 東北大など米で臨床試験へ

(朝日新聞 2010年2月9日)


脳梗塞の患者に、骨髄の細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する治療法を、
東北大の出沢真理教授らが開発、ネズミで効果を確認した。
米ピッツバーグ大と共同で米食品医薬品局(FDA)に臨床試験計画を申請した。
臨床試験は年内にも米国で始める予定だ。

グループは骨髄細胞にノッチと呼ばれる遺伝子の一部を導入し、特殊な方法で培養。
さまざまなタイプの神経細胞に分化する能力をもつ神経前駆細胞の作製に成功した。
ネズミの脳で血流を一時的に止めて人工的に脳梗塞の状態にした後、
この神経前駆細胞を移植した。
すると、移植した細胞は脳内のさまざまな場所に移動、神経細胞に分化した後、
新たな神経回路もつくった。
脳梗塞を起こしたネズミは、水槽の中の足場を覚える能力が落ちたが、
移植後にはかなり回復することも確認できた。

脳細胞が損傷した場合の治療法としては、胎児の細胞やES細胞から神経細胞を作って
移植する方法も研究されているが、拒絶反応や倫理上の課題がある。
iPS(人工多能性幹)細胞はがん化の恐れが残る。

出沢教授は「骨髄の細胞は患者本人から採取でき、よく増える。骨髄移植の実績からも
がん化の恐れは低く、安全性は高い」と話している。


http://www.asahi.com/health/news/TKY201002090272.html   


 

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