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[週末は脳卒中の死亡率が高い]
(NIKKEI NET いきいき健康より)
週末に脳卒中の治療を受ける患者は、平日よりも死亡率が高いという知見が、 米医学誌「Stroke」オンライン版に3月8日掲載された。 研究を実施したカナダ、トロント大学医学部助教授Gustavo Saposnik博士によると、 今回の研究はカナダ人のみを対象としたものだが、自己負担のない健康保険が 一般的であるカナダに対し、さまざまな保険制度が混在する米国では、 このような予後の差がさらに大きい可能性もあるという。
脳卒中全体の80%以上は、血栓により脳の動脈が閉塞して起こる「虚血性脳卒中」が 占めており、残りは脳動脈が破裂して起こる「出血性脳卒中」である。 「虚血性脳卒中」の症状には、突然の言語障害、四肢の脱力、麻痺、歩行困難などがある。
Saposnik氏らは、2003年4月から2004年3月までにカナダの606の病院に 虚血性脳卒中で入院した患者約2万6,700人の情報を収集。 このうち土曜日または日曜日に来院したのは約4分の1であった。
年齢、性別をはじめとする因子について調整を行った結果、週末に入院した患者は 平日に入院した患者に比べ7日以内に死亡するリスクが14%高く、 退院できる確率も低いことがわかった。 この「週末効果」は、都市部よりも郊外の病院で大きく、専門医よりも一般開業医 (GP)が担当した場合の方が大きかった。
この原因は明らかになっていないが、現在、その根底のメカニズムを探る別の研究が 実施中だという。 いずれにしても、脳卒中が疑われるときは、曜日、時間帯、地域にかかわらず 早急に救急外来を受診する必要があるとSaposnik氏は述べている。 脳卒中では、治療が早ければそれだけ死滅する脳細胞が少なくてすむため、 迅速な行動が不可欠である。
http://health.nikkei.co.jp/
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