|
[歯ぎしりと睡眠時無呼吸]
[ブラキシズムと睡眠]
<睡眠リズム> 睡眠はその深さによって ・レム睡眠 ・ステージ1 ・ステージ2 ・ステージ3 ・ステージ4 と5段階に分類されます。
一晩の睡眠では ステージ1→ステージ2→ステージ3→ステージ4→ステージ3→ステージ2 →ステージ1→レム睡眠→ステージ1→ステージ2→ステージ3→ステージ4 →ステージ3→ステージ2→ステージ1→レム睡眠→ステージ1→ステージ2 →ステージ3→ステージ2→ステージ1→レム睡眠→ステージ1→ステージ2 →ステージ1→レム睡眠→ステージ1→ステージ2→ステージ1→起床 というようなパターンをとります。 睡眠の前半が睡眠深度が深く、後半は睡眠深度が浅くなります。 レム睡眠中に夢を見ると考えられています。 一晩で3〜5回の夢を見ていますが、覚えているのは後半の1〜2回分です。
睡眠が「浅い→深い→浅い」までの1サイクルは平均90分です。 個人差もありますし、前半と後半で異なる場合もあります。
この1サイクルの時間を把握することが大切です。 90分サイクルの人が、翌朝7時に起床しなければならないとします。 現在23時です。 このまま布団に入って23時30分に入眠すれば7時間30分睡眠で、 90分の5サイクル分になり、睡眠の浅い時に目覚ましが鳴るので、 起床しやすくなります。 ところが、雑用をしているうちに23時30分になってしまいました。 入眠予想時刻は0時です。 この場合、90分の4サイクル分で6時に目覚ましをセットした方が、 睡眠の浅い時に目覚ましが鳴り、起床しやすくなります。 そのまま学校や会社に行き、1時間得したと考えて何かするのも良いですし、 30分〜1時間「朝寝」をするのも良いでしょう。
<金縛り> レム睡眠中は眼球がよく動きますし、咀嚼筋の活動も見られます。 しかし、一般に首から下の筋肉は弛緩脱力しています。 このレム睡眠中に睡眠がさらに浅くなると、脳は起床モードに近くなりますが、 首から下の筋肉が弛緩脱力しているために「金縛り」状態になります。
<歯ぎしりと睡眠> 歯ぎしりは、レム睡眠〜ステージ1〜ステージ2の浅い睡眠深度の時に 90%以上起こります。 歯ぎしりの60秒前に交感神経が優位になります。 4秒前に脳の活動が活発になります。(脳波の振幅が大きくなる) 1秒前に心拍数が上昇します。 その後、開口筋が収縮し、噛み合わせが半開き状態になります。 そして閉口筋が収縮し、歯ぎしりが起こります。 交感神経が優位にならなければ、歯ぎしりの発生確率は低くなります。 例えば、不整脈や高血圧で交感神経遮断薬の「βブロッカー」を服用している人は、 歯ぎしりの発生頻度が低くなることがあります。
<歯ぎしりと睡眠時無呼吸> 睡眠時無呼吸の人は無意識下の覚醒が起きますので、睡眠深度が浅くなります。 よって歯ぎしりの発生確率が高くなります。
しかし、必ずしも逆が起こるわけではありません。 歯ぎしりの著しい人が睡眠時無呼吸を発症しやすいことはないと考えられています。
(横山歯科医院)(日本顎関節学会2009)
|
|
 |
 |
 |