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[非SSRI/SNRI抗うつ薬の敵意・攻撃性で注意喚起] (薬事日報 2009年9月1日)
厚生労働省医薬食品局は、「医薬品・医療機器等安全性情報」(No.260)を公表した。 三環系抗うつ薬、四環系抗うつ薬、トラゾドン塩酸塩などの攻撃性について、 副作用報告を整理・調査した結果、SSRIやSNRIと同様に、患者や家族は 治療中の変化に注意を払う必要があると判断、使用上の注意を改訂し、 注意喚起を図った。 既に関連企業に対しては、7月3日付で使用上の注意の改訂指示を行っている。
国内で承認されているSSRIやSNRI以外の抗うつ薬としては、 三環系抗うつ剤の ・イミプラミン塩酸塩 ・クロミプラミン塩酸塩(経口剤および注射剤) ・ドスレピン塩酸塩 など9成分。 四環系抗うつ剤の ・セチプチリンマレイン酸塩 ・マプロチリン塩酸塩 ・ミアンセリン塩酸塩 の3成分のほか、 ・トラゾドン塩酸塩 ・スルピリド の計13成分がある。
今年5月15日までに報告された副作用のうち、敵意・攻撃性が認められた事例は、 三環系抗うつ剤では、 ・アミトリプチリン塩酸塩で5件 ・モキサピン3件 ・イミプラミン塩酸塩15件、 ・クロミプラミン塩酸塩29件 ・ドスレピン塩酸塩6件 となっている。 このうち、実際に傷害等の他害行為にまで及んだものは、 ・クロミプラミン塩酸塩の2件 だったが、他害行為につながる可能性があったものとして、 ・クロミプラミン塩酸塩で5件 ・ドスレピン塩酸塩で1件 の事例が報告されている。
また、四環系抗うつ剤については、 ・セチプチリンマレイン酸塩で5件 ・マプロチリン塩酸塩10件 ・ミアンセリン塩酸塩14件 で、それぞれ敵意や攻撃性が見られた。 他害行為に及ぶ可能性があったものは、 ・セチプチリンマレイン酸塩で2件 ・マプロチリン塩酸塩で1件 が報告された。 さらに ・トラゾドン塩酸塩では18件 で敵意・攻撃性が見られ、うち1件は他害行為につながる可能性があった。
厚労省では、専門家による検討を踏まえ、使用上の注意の「重要な基本的注意」に ・不安、興奮、敵意、攻撃性等があらわれる場合がある ・基礎疾患の悪化や他害行為に及ぶ可能性がある ・患者の状態及び病態を注意深く観察すること などを追記したほか、「慎重投与」の項に、「衝動性が高い併存傷害を有する患者」 などを加えることで注意喚起を行っていく。
http://www.yakuji.co.jp/entry16065.html
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