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[ 薬の飲みすぎから急性腎不全に]「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」テーマ:『本当は怖い薬の飲み方〜薬の飲みすぎ〜』K・Mさん(女性)/56歳(当時) 主婦腰の痛みが消えないため、近所の整形外科を訪れたところ、骨粗しょう症と診断されたK・Mさん。彼女の腰痛は、骨粗しょう症で弱くなった腰の骨が上半身を支えきれなくなり、圧迫されていたことが原因でした。K・Mさんは処方されたカルシウムと活性型ビタミンD3という2種類の処方薬を服用。さらに徹底した食事療法や骨を丈夫にする運動をはじめました。しかし、2週間たっても腰痛が一向に治まらないため、総合病院の整形外科を訪れ、別の医師の診断を聞くことに。でもこの時、K・Mさんは別の病院で骨粗しょう症と診断されたことは伏せていました。この病院でも骨粗しょう症と診断され、カルシウムと活性型ビタミンD3を処方されたK・Mさん。たくさん飲めば早く治るかもしれないと2つの病院で貰った処方薬を両方飲むことにしますが・・・。数ヶ月後、異変に襲われ始めます。<症状>(1)イライラする(2)むくみ(3)尿が出ない<病名>急性腎不全<なぜ、薬の飲みすぎから急性腎不全に?>「急性腎不全」とは、血液の毒素などを取り除き、尿をつくる腎臓の機能が、急激に低下する病。治療が遅れれば、死に至ることもあります。しかし、骨粗しょう症の治療をしていたK・Mさんが、一体なぜ急性腎不全になってしまったのでしょうか?その原因は、彼女の間違った薬の飲み方にありました。たくさん飲んだ方が早く治る。そう思い込んでしまったK・Mさんは、骨粗しょう症の治療薬であるカルシウムを指示されている倍の量飲み続けました。これがカルシウムだけなら特に問題はありません。本来カルシウムは、体内のビタミンDの量によって制限されているため、体内に吸収されないのです。しかし、彼女は、カルシウムの吸収を助ける処方薬、活性型ビタミンD3も一緒に飲んでいました。その結果、大量に摂ったカルシウムがすべて体内に吸収されてしまったのです。こうして骨では使い切れない余分なカルシウムは、全身をかけめぐり、神経細胞を刺激し始めます。それがあのイライラの原因。そうとも知らず、K・Mさんは、さらに余分なカルシウムを飲み続けてしまいました。その余分なカルシウムによって、破壊し始めたのが腎臓。それまで腎臓はK・Mさんが摂りすぎた余分なカルシウムを尿と一緒に排出していました。しかし、あまりに大量なため、処理できなくなり、腎臓の中にカルシウムが溜まり始めたのです。あのむくみと尿が出ないという症状は、溜まってしまった大量のカルシウムによって、腎臓が壊死し、尿を作れなくなってしまったのが原因。そしてついに尿として排出されなかった毒素が、脳へと達する尿毒症へと進行。K・Mさんは意識不明の状態に陥ってしまったのです。骨粗しょう症の恐怖から逃れようと焦るあまり、薬を飲みすぎ、思わぬ病に冒されてしまったK・Mさん。現在彼女は、週3日、1日4時間におよぶ人工透析を受け、徐々に回復に向かっています。「薬を飲んで危険な目に遭わないためには?」(1) 使用上の注意をきちんと読む(2) 医師や薬剤師の指示を守るなど、正しい飲み方を心がける(3) それでこそ薬は大きな効果を発揮してくれるのです。 もし自分で判断しにくいことがあったら、医師や薬剤師に相談されることを おすすめします。
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