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口腔機能サポートと噛み合わせ治療で歯科予防  横山歯科医院
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[遺伝子操作で副作用のない鎮痛剤が可能に!?
(健康トレンディー 2007)

世の中にはがんなどの病気の痛みで苦しんでいる人が大勢いるが、ひょっとしたら、
このような痛みをまったく副作用なく取り除くことにつながるかもしれない
研究報告が最近Nature 誌に発表された。


<研究のきっかけ>
この研究を行なったのはケンブリッジ大学の Geoffrey Woods博士が率いるチームだが、
最初にこの研究のきかっけから紹介しよう。
パキスタンの少年1人とその親類の子どもが6人いた。
彼らはすべて痛みを感じることがなかった。
それ以外の感覚は正常だった。
触覚や圧覚は正常だったし、温度も感じることができたし、他人からくすぐられて
感じることもできたのである。
痛覚だけなかったのである。

痛みは怪我などを防止するために動物に本来的に備わっているものだから、
これがなければ危険極まりない。
実際、パキスタンの少年は大道芸人であったが、14歳のときに屋根から飛び降りて
死んでしまった。
また親類の2人の少年は舌を一部噛み切っている。


<研究結果>
パキスタンの少年らは、痛みと鎮痛剤を研究するには格好な材料である。
そこで、Woods 博士らは遺伝子レベルで関係当事者を調べた。
その結果、次のようなことがわかった。

(1)SCN9A という遺伝子があって、これが痛みを感知するのに必要であると
   思われる voltage-gated sodium channelと呼ばれるたんぱく質の製造に
   関わっている。
(2)正常な人の場合には、このたんぱく質は痛みを感知する神経細胞
   (ニューロン)の末端に高い濃度で存在する。
   痛みの刺激が感じられると、そのたんぱく質が刺激を増幅しながら
   神経細胞に伝え、脳に電気信号が送られ、脳が痛みを感じる、という
   流れになる。
(3)ところがパキスタンの少年たちの場合には、たった1つの遺伝子に
   突然変異があって、問題のたんぱく質の働きのスイッチを切っていた
   のである。

そのために、痛みの刺激が痛みを感知する神経細胞に届かず、その結果
脳にも電気信号が送られていないことがわかったのである。


<研究の意味>
現在、利用されている鎮痛剤には各種のものがあるが、例えば、モルヒネのような
鎮痛剤は呼吸器に悪影響を及ぼしたり、眠気を誘ったり、中毒になったりする
という副作用がある。
それ以外の鎮痛剤も胃の出血を招いたり、心臓によくないなどの副作用がある。

ところが、今回の研究結果で明らかになったことは、パキスタンの少年らは
遺伝子の突然変異のおかげで、痛みを感じず、その副作用もないということで
あった。
これは、将来は遺伝子操作によって痛みを感じず、かつ副作用がない鎮痛剤を
可能にすることができるかもしれないということである。

この分野の専門家は次のようなことを述べている。
「この研究はモルヒネ受容体(脳や神経系に存在するモルヒネと結びついて
鎮痛や多幸感などをもたらす受容体)と同じくらい画期的なものであり、
この研究のおかげで鎮痛剤の開発の次なるターゲットが明確になった。」


http://www.kenko-trendy.com/nakazawa/002127.html

 

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