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[「カルシウム味」も味覚の1つに]
(HealthDay News 2008年8月20日)
ヒトの感じる味の種類には甘味、酸味、塩味、苦味およびうま味があるとされるが、
新たに「カルシウム味」が加えられる可能性があるという。
マウスにカルシウムを感じる味覚の存在することが、米フィラデルフィアで開催された
米国化学学会(ACS)で報告された。
ヒトとマウスでは多くの遺伝子が共通しているので、ヒトもカルシウム味を感じることが
できるかもしれないという。
カルシウムの摂取量が不足しがちな理由の1つは、多くの人にとってカルシウムを
豊富に含む食品はあまりおいしく感じられないためだという。
この味を調整することができればカルシウム不足の人に摂取を促すことができると、
報告を行った米モネルMonell化学感覚センター(フィラデルフィア)の Michael G.
Tordoff氏は述べている。
「口内でカルシウムがどのように感知されるかがわかれば、味の悪さを軽減したり、
味をよくする薬剤を開発したりすることで、カルシウムを摂取しやすくできる」と
同氏はいう。
Tordoff氏らは、マウスの舌にカルシウムの感知に関与する2つの受容体があることを
突き止めた。
1つは「CaSR」と呼ばれるカルシウム感知受容体で、これまで副甲状腺、腎臓、脳
および消化管に存在することがわかっていたが、舌に存在することは知られていなかった。
もう1つは甘味の感知に関与する「T1R3」で、この受容体がカルシウムの感知にも
関わっていることは「極めて予想外」であったという。
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