母親の歯周病が原因の子どものネフローゼ症候群

＜当院症例＞

小学生女児

乳幼児期から腎臓病（ネフローゼ症候群）で
入退院を繰り返していました。
ステロイドの長期使用のため、
「ムーンフェイス」だけに留まらず
「ムーンボディー」でした。

今どき珍しいランパントカリエス（多発性齲触）でした。



その後、母親が治療に来院しました。
母親は最重度の歯周病がりました。
虫歯もたくさんありました。

母親の歯周病原因菌や虫歯原因菌が
女児に感染し、
ランパントカリエスを引き起こし、
根尖病巣から歯性病巣感染によって
腎臓病を引き起こしたのであろうと思います。


幼少期からの大量のステロイドで、
女児は著しい低身長ですし、
その他様々な副作用がみられます。

その後、
市中総合病院の口腔外科で加療中に
永久歯萌出途中の歯冠周囲炎から
顎骨骨髄炎に進展し、
大学病院口腔外科へ転院・入院となりました。

「腎臓病（目次）」

「腎臓病の歯科関連原因」

「腎臓病と鎮痛剤」

「腎臓病と抗生物質」

「母親の歯周病が原因のネフローゼ」

「腎透析による歯科関連合併症」

「腎症と病巣感染」

「歯科治療で血管炎が治癒」

「腎臓病：鼻うがいで病気は治る」

「口呼吸（目次）」

「いびき症・睡眠時無呼吸」

「口腔カンジダ症（目次）」

「栄養医学療法（目次）」

「金属アレルギー（目次）」

「ガルバニー電流（目次）」