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[感染性心内膜炎](BANYU製薬 メルクマニュアル医学百科)感染性心内膜炎は、心臓の内側を覆う膜(心内膜)および心臓弁に生じる感染症です。感染性心内膜炎は、男性が、すべての年齢層で女性の2倍、高齢者層では女性の8倍も多く発症します。この病気は高齢者では一般的で、全患者の4分の1以上は60歳以上です。<原因>細菌は、正常な血液中には認められません。皮膚、口の中、歯ぐき(かむ、歯を磨くなどの日常的な行為による傷も含む)などに傷ができると、少量の細菌が血流に侵入できるようになります。感染症を伴う歯肉炎(歯ぐきの炎症)、軽度の皮膚感染症、全身性の感染症も、細菌を血流に侵入させる原因となります。<症状>急性感染性心内膜炎は、38.9〜40℃の高熱、頻脈、疲労感、急速かつ広範囲の心臓弁の障害を伴って突然に発症します。亜急性感染性心内膜炎は、疲労感、37.2〜38.3℃の軽度の熱、中等度の頻脈、体重減少、発汗、赤血球数の減少(貧血)などがみられます。これらの症状は、心内膜炎によって動脈の閉塞や心臓弁の障害が起こり、医師が心内膜炎と診断できるようになるまで、何カ月間もみられることがあります。心臓弁上に細菌や血液のかたまり(血栓)が蓄積すると、崩れて塞栓となり、血流に乗って体のほかの部分に移動して動脈内を詰まらせます。ときに閉塞は重大な結果をもたらします。脳へ続く動脈が閉塞すると脳卒中が起こり、心臓へ続く動脈が閉塞すると心臓発作が起こります。また、塞栓は付着している部位に感染症を起こします。感染した心臓弁の底部、あるいは感染性の塞栓が付着しているところには、膿がたまります(膿瘍)。数日のうちに心臓弁に穴が開き、明らかな逆流を起こすような漏れが始まります。一部の人はショック状態になり、腎臓やその他の臓器の機能不全(敗血症性ショック)が起こります。動脈の感染症は、動脈壁をもろくして、膨隆や破裂を引き起こします。特に脳内や心臓の近くの動脈が破裂した場合は致死的です。http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec03/ch029/ch029a.html
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