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[三叉神経痛と歯性病巣感染]
三叉神経痛の多くは原因のわからない「特発性三叉神経痛」です。
その特発性三叉神経痛の原因として有力なのが、
(1)三叉神経を並走する血管が圧迫している
(2)根管治療や抜歯に伴う歯性病巣感染症
の2つです。
特発性三叉神経痛と鑑別すべき病変には、
・脳腫瘍
・脳卒中
・帯状疱疹後三叉神経痛
・副鼻腔炎
・群発頭痛
などがあります。
<歯性病巣感染症による三叉神経痛>
「根管治療」(歯髄神経の治療)をした歯は歯性病巣感染の原因歯になる可能性が
あります。
X線上問題が無い、完璧な治療と思われるような歯でも、細菌の大きさを考えると
歯性病巣感染の原因歯になりえます。
また、抜歯した場合も、元の炎症が著しい、すなわち細菌や毒素の量が多かった場合、
通常の抜歯手技では除去できないため、歯性病巣感染の原因歯になりえます。
特殊な抜歯手技・掻爬手技が重要となります。
三叉神経痛を発症した場合、「テグレトール」(抗てんかん薬)で軽快しない時には、
脳神経科を受診する必要があります。
脳神経科領域に原因があると、生命や後遺症に関るからです。
脳神経科領域に原因が見つからない場合、歯性病巣感染症を精査する必要があります。
歯性病巣感染症による三叉神経痛は少なくないだろうと考えられています。
[参考文献]虫歯から始まる全身の病気(書籍)
(横山歯科医院)