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[未解決の低周波音「Hum」とは何か?]
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[数十年以上にわたって世界中で発生しているのに未解決の
低周波音「Hum」とは何か?]
(GIGAZINE 2014年07月02日)
アメリカやイギリスなどで「Hum(ハム)」と呼ばれる謎の騒音が発生し住民を悩ませています。
Humによる騒音のせいで不眠になったりや過度にストレスを抱えたりと深刻な被害が生じており、
中には鬱になり自殺に至る人まで現れています。
カナダのブリティッシュコロンビア州に住むグレン・マクファーソンさんは、2012年に自宅で
ディーゼル車のアイドリング音のような鈍くて低い音に気付きました。
電化製品などが発する電磁波が原因かもしれないと考えたマクファーソンさんは、家中の
電化製品を停止させ、主電源も遮断したものの騒音はまったく解決せず、夜になるとさらに
音が大きくなったと言います。
不快な重低音に悩まされたマクファーソンさんは、科学文献を読みあさり自分が聞いている音が
「Hum」であるということを知りました。
Humは世界中の広い範囲で確認されている不思議な騒音で、最も古い記録は1830年にまで
さかのぼるとのこと。
Humによる被害が明確に知られるようになったのは1970年初めころで、それ以来、イギリス・
アメリカ・オーストラリアなどでメディアにも取り上げられるようになりました。
これは、Humの被害状況を記録するデータベースWorld Hum Mapが作成したアメリカにおける
Hum被害の発生地の分布。
Humの被害はアメリカ全土の広い地域で確認されていることが分かります。
Humはその地域の人全員が聞こえるというわけではなく、10%くらいの人が聞こえる場合も
あれば、わずか2%くらいの人しか気付かないということもあるとのこと。
このため、騒音被害に悩まされている人の中には、他人に理解してもらえず孤独を感じてさらに
苦しむという人も多いそうです。
不思議なことにHumは数カ月間継続的に発生したかと思えば、さらに数カ月間はなりを潜め、
また再び聞こえるようになるというような現象を起こすとのこと。
しかし、謎の騒音Humがどのように発生しているのかということついては、いまだに
はっきりとした原因が分かっていません。
オークランド大学のトム・モイヤー教授によって作成されたHumと疑われている騒音はこんな
感じです。
40年間近くにわたってHumを調査した研究からは、Humには、「VLF」と呼ばれる周波数
3kHzから30kHz(波長にして100キロメートルから10キロメートル)の音、もしくは「ELF」と
呼ばれる周波数3Hzから30Hz(波長にして10万キロメートルから1万キロメートル)の
超低周波音が含まれる、という共通の特徴があることが分かっています。
なお、ELFは携帯電話が発する音で、ELF音を極端に聞き続けると、筋肉や中枢神経に刺激が
与えられて人体に害をもたらすことや、VLFも聞き過ぎると生体機能に直接的な影響を与える
ことが指摘されています。
ELFはアメリカ海軍が潜水艦の通信網に用いていることから、アメリカ海軍の仕業であるという
仮説を唱える人もいるとのことですが、アメリカ海軍は当然の様にこれを否定しています。
また、カナダではパイプラインの設置からほどなくしてHum被害が発生した地域があり、
これが原因ではないかと主張する人がいますが、やはり確実なことは何も分かっていません。
これまでにもアメリカ・ニューメキシコ州の住民が州議会に調査するように陳情を行い
実際に調査が行われたこともありましたがHumの原因究明に至ることはなかったとのこと。
現在、コネチカット州が連邦予算を使った大規模な調査を実行中で、Hum被害に悩むアメリカ
市民から注目を集めています。
また、この調査で集められたデータは、世界中出発生するHum問題を解決する糸口になる
可能性もあるため、アメリカだけでなく世界中の被害者からの期待を背負っているとのことです。
図などは、
http://gigazine.net/news/20140702-mysterious-sound-hum/