電磁波過敏症対策（３）歯科金属アレルギー治療

歯科金属
すなわちメタルクラウンやメタルブリッジが
アンテナの役目をして
電磁波をより多く集めてしまうことがあります。

メタルクラウンやメタルブリッジを除去して
メタルフリーのクラウンやブリッジに交換したところ
電磁波過敏症が改善したという報告は時々あります。
当院でも数例の症例があります。

小さな金属の詰め物、
例えば、中高年のアマルガム充填は、
保険治療のメタルフリーの詰め物（コンポジットレジン）で
治療可能なことが多いので、
早期に治療した方が良いことが多いです。

＜保険治療＞

大きな金属の詰め物や
メタルクラウン（冠）、ブリッジを
メタルフリーの歯科材料（セラミック等）で治療しなおす場合には
自費治療になります。
本数が多ければそれこそ高額治療になります。


明らかな金属アレルギーがあるならば
チャレンジしてみる価値はありますが、
金属アレルギー症状がなければ
最終選択肢になります。

＜自費治療＞

それ以前に
「電磁波過敏症対策」の（１）＋（２）を充分にやるべきです。
「栄養療法」も自費治療ですが、
メタルフリーのクラウンやブリッジに交換するよりは
はるかに安価だからです。

電磁波過敏症と化学物質過敏症の改善のための
宿泊療養施設「あらかい健康キャンプ村」のサイトにも
奥歯の歯科金属と電磁波過敏症との関係についての
考察が載っています。

よって、
歯科金属アレルギーの治療は、
電磁波過敏症対策として
有効な患者さんは少なくないと思われます。

他の対策をすでに行った患者さんの場合には、
試してみる価値はあると思います。

「金属アレルギー」

「金属アレルギーのパッチテスト」

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