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[ヒトは全員未熟児で生まれてくる]ヒトは頭が大きく成長したのと、直立歩行によって産道が狭くなったので、未熟児で産まざるを得なくなったと考えられます。動物の妊娠期間は、肉食と草食とを比較すれば草食動物の方が長く、下等と高等とを比較すれば高等動物の方が長い傾向にあります。草食動物は肉食動物に狙われるため、より成熟した状態で出生しなければ、種を保存できないからです。 ウサギ 30日 イヌ 60日(肉食) ネコ 60日(肉食) トラ 120日(肉食) チンパンジー 210日(肉食) クマ 210日(肉食) ヒト 270日(肉食) ウシ 280日 ウマ 340日 キリン 450日 マッコウクジラ 480日(肉食) ゾウ 650日ヒトが農耕を始めたのはつい最近のことなので、基本的には肉食動物と考えられます。肉食動物の観点からクマやマッコウクジラを参考に考え、高等動物の視点からマッコウクジラやゾウを参考に考えれば、ヒトの妊娠期間は本来400〜500日くらいではないかと思います。寝返りを打てるのが妊娠450日(生後6か月)ですので、本来はこの頃生まれて来るべきではないでしょうか。生後6か月が動物としてのヒトの0歳と考えれば、それから最低でも半年間は母乳だけで育てるでしょうから、最低でも生後1歳までは母乳かミルクだけでよいのではないかと思います。2歳まで母乳かミルクだけでもよいのかも知れません。母乳を飲むには長時間乳首に口唇を接触させていなければならないため、必然的に鼻呼吸が身に付きます。授乳期間が短いと鼻呼吸が身に付かず、口呼吸になってしまいます。口呼吸の弊害は枚挙にいとまがありません。今の子どもは鼻呼吸の仕方を知らないケースが少なくありません。鼻が詰まっていて一時期口呼吸とか、夜間睡眠時だけ口呼吸とかではありません。いついかなる時でも口呼吸で鼻呼吸の仕方を知らない子どもが珍しくないのです。口呼吸では充分な咀嚼ができないので、丸飲みになります。ヘビやカエルは口腔と鼻腔とが完全に分離していないので、鼻呼吸ができないため、丸飲みです。今の子どもの多くは爬虫類や両生類まで退化しているとも考えられます。顎を成長させるには硬い物を噛んだ方が良いと言われますが、顎を成長させるのは舌の動きです。舌がよく動いて、舌の力で歯列や顎を内側から外側へ押すことによって、成長させるのです。舌の力はそれ程強力なのです。いくら硬い物を食べても丸飲みでは、顎の成長に良い影響を与えるはずがありません。舌の機能発達スピードを越えた離乳食は、丸飲みを加速させることはあっても、顎機能や咀嚼機能、嚥下機能を学習するのには役立ちません。未だ正解の無い離乳開始時期や離乳期間について考えてみたいと思います。(横山歯科医院)
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