本当に糖尿病ですか?
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マグネシウム不足は 糖尿病の発症に関与し、糖尿病を悪化させます。 マグネシウム不足は 糖尿病性ケトアシドーシスも発症しやすくします。
現代人の過半数はマグネシウム不足です。
血液検査での血清マグネシウム正常値は 全く意味を持ちません。 血液中にマグネシウムは1%未満だからです。
マグネシウムが関与する酵素活性などをみて 総合的にマグネシウム不足を判断すべきです。
マグネシウム不足は ・歯周病 ・歯列不正 ・エナメル質 にも関係しています。
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インスリン分泌には亜鉛が必要です。
亜鉛も現代日本人が不足しやすい代表的な栄養素です。
亜鉛を含む酵素は300以上あり、 さらに増えて(発見されて)います。
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エネルギの生産や有効利用にはビタミンBが必要です。
ビタミンBも現代日本人が不足しやすい代表的な栄養素です。
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まずは、 これらの栄養素を含む栄養の過不足を調べて 不足分は補い、過剰分は控える 栄養療法の実践をお勧めします。
当院にて行います。
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「栄養医学療法」
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「高炭水化物食」療法
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軽度〜中等度の糖尿病患者さんで、 上記のマグネシウム、亜鉛、ビタミンBが 足りている人の中には、 どんぶり飯を食べた方が、 血糖値の検査で良い値が出る人がいるようです。
検査予定日の1週間前からご飯の量を増やし、 さらに検査前日の夕食にどんぶり飯を食べると、 グルコース負荷試験(検査)の 60分後の値や120分後の値が 改善する人がいるようです。
但し、 パンや麺類による高炭水化物食は不可です。
あくまで米飯による高炭水化物食でないと意味がありません。 3食×7日=21食を米飯できる人が条件です。
全員に有効な訳ではありませんが、 ダメ元でトライしてみる価値があると思います。
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詳しくは、 佐藤章夫著「米と糖尿病」 を参照してください。
佐藤章夫先生は医師で 自身も糖尿病患者だったのが 高炭水化物食で治癒したそうです。 山梨医科大学名誉教授(予防医学)
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「糖質制限」には反対です
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砂糖摂取は極力減らすべきです。 料理中の砂糖使用も極力減らすべきです。
パン食も極力減らすべきです。 麺類食も極力減らすべきです。 (食の安全の問題で)
しかし、 米飯は減らすべきではないと考えています。
なぜなら、 炭水化物=糖質を減らすと タンパク質が本来の目的、 ・細胞の構成成分 ・各種酵素 ・各種ホルモンや神経伝達物質 などに使用されなくなるからです。
炭水化物=糖質がなくなると タンパク質や脂質からエネルギーが 生産されるようになり(糖新生)、 タンパク質が本来の目的に使用されるのが 後回しになってしまいます。
後回しにならない程に タンパク質をたくさん摂取すれば良いのですが、 ボディービルダーや格闘家でもなければ 必要充分量以上のタンパク質を摂取することは 至難の業です。
朝からステーキを食べるのは 必要最低限のタンパク質量であって、 それに加えて、 あまり美味しくないプロテインパウダーを 山盛り摂取できるような人でなければ タンパク質が本来の目的に使用されるのが 後回しになってしまう可能性があります。
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