YOKOYAMA DENTAL OFFICE口腔機能サポートと噛み合わせ治療で歯科予防 横山歯科医院栃木県宇都宮市平松本町342-5<地図> 電話028-634-3110(平日の9時〜18時)インターネットで24時間ご予約受付しております<PC予約><携帯予約>
[歯が抜けたら「30分ルール」]元東京医科歯科大学臨床教授エッセイ (読売新聞 2008年4月11日)「3秒ルール」って、ご存知だろうか?若者たちがよく使う迷信というか、たわいもない言葉遊びみたいなものだ。クッキーやキャンデーなどの食べ物を床に落としても、3秒以内に拾えば、汚くもないし病気にもならないというものである。何の根拠もないし、誰が言い出したものかも分からない。でも、落としてしまったのを、人目があれば拾って食べるわけにもいかず、あ〜あ、仕方ないや、と思っているところに、「3秒ルールだから大丈夫!」と声をかけられれば、正直言って助かる。食べ物を大切にする精神も感じられるし、何よりも気まずくなりそうな場をすっと和ませてくれる。3秒ルールならぬ30分ルールとでも言えそうなのが、思わぬ事故で抜け落ちてしまった歯の処理である。野球やサッカーなどのスポーツをはじめとして、子どもは元気はつらつ活発に動き回る。その代償として、歯がぶつかって折れてしまうことがある。途中で折れた場合は、歯の破片をもって歯科医院に行くとよい。最近は歯科用接着剤の進歩で容易に復元することができる。厄介なのは、根ごと抜けてしまって、血だらけになったときである。痛みと、衝撃で気も動転しているであろうが、ここは冷静に、抜けた歯を拾って元の穴に差し込んでもらいたい。そんなこと怖くてできない、あるいはうまく戻せないという時は、簡単に水洗いしてから、自分の口の中、ほっぺた側か、舌の下に入れて歯科医院に急行してもらいたい。あるいは新鮮な牛乳に浸していただいてからでもよい。最近では、歯の保存液といって、専用の製品も市販されているようだ。歯の周りの組織(歯根膜)が生きている限りは、歯は元に戻る可能性が高い。しかし、歯根膜は口の外に飛び出してしまえば、30分以内にほとんど死んでしまう。だが、急いで唾液の中や、牛乳につければ、歯根膜を守れる。まさに3秒ルールならぬ30分ルールである。いい忘れたが、泥だらけになった歯を水道水で洗うときには、あまり長くしないでいただきたい。水道水に含まれる塩素で、歯根膜がダメージを受けてしまうからである。この方法は、歯が全く元通りになるというわけにはいかないが、10年以上もった例は多数報告されている。まあ、けがなどしないに越したことはないが、万が一のために歯の保存法を覚えておくのもよい。ちなみに3秒ルールの方は、アメリカの研究グループによって、その効果が立証されたとの話をインターネットで見つけた。にわかには信じがたい話だが、まあ、平和?で罪のない研究であることは確かである。http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/karadaessay/20080411-OYT8T00461.htm
HOME > 小児歯科 > 歯が抜けたら「30分ルール」HOME > 元東京医科歯科大学教授エッセイ > 歯が抜けたら「30分ルール」