舌の痛み

[舌の痛み]

舌の痛みを引き起こす原因は、
  ・ドライマウス口腔乾燥症
  ・細菌や真菌(カビ)による炎症
  ・薬剤の副作用
  ・ビタミン不足やミネラル不足
  ・歯科金属アレルギー
  ・腫瘍
  ・喫煙による口腔粘膜障害
  ・冠(クラウン)や義歯の不適合
などがあります。

口腔内が乾燥している場合は唾液量を測定します。
加齢による唾液分泌の低下や唾液や涙の分泌が低下する自己免疫疾患
「シェーグレン症候群」の可能性があります。
糖尿病は口腔内が乾燥し、炎症を引き起こしやすくなります。

舌炎が疑われる場合には、舌表面から菌検査をして細菌や真菌の感染が
ないかを調べます。

「舌がピリピリと痛い」「焼けるように痛む」などの症状があり、
舌に異常が認められない場合、舌痛症と診断します。

舌痛症の特徴は
  ・中高年女性に多い
  ・舌表面に焼けるような痛みがある
  ・舌表面にピリピリした痛みがある
  ・舌の両縁や先端が痛くなることが多い
  ・口蓋(上あご)の前半分が痛いことも少なくない
  ・午後〜夕方に痛みが強くなる
  ・食事や会話時には痛くない
  ・仕事や趣味に集中している時には痛くない
  ・夜間就寝中は痛くない
  ・ガムを噛んだりアメを舐めたりすると痛みが軽減する
などです。

(横山歯科医院  横山 哲郎)

カテゴリー:   口腔カンジダ症,  舌痛症,  シェーグレン症候群, ドライマウス口腔乾燥症 タグ: パーマリンク