[女性は要注意! 疲労骨折の原因と治療]
(家庭の医学 2019年7月9日)
<運動もダイエットも節度をもって>
疲労骨折は、一般的にはスポーツなどで骨に継続的な負荷がかかることで
起きますが、逆に運動不足や栄養不足による筋肉量の減少で、骨と周囲が
弱くなることで起きることもあります。
女性の場合は特に、女性ホルモンが減少すると骨密度が低下して骨がもろく
なりやすいので、日ごろから注意が必要です。
疲労骨折とは、衝突や転倒といった大きな衝撃で起こる骨折とは異なり、
骨の同じ部分に、弱い力であっても何度も繰り返して負荷がかかることに
より、骨にひびが入ったり、ひびが大きくなって完全な骨折になる状態の
ことです。
多くはスポーツの短期的な集中トレーニングなどで、ランニングやジャンプ
などを繰り返すことによって起こります。
筋力と骨の発育がアンバランスな10代の成長期のスポーツ選手に多く、
足の甲や脛(すね)の骨、肋骨などによくみられます。
(監修:あそうクリニック院長 麻生伸一)
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