[改正健保法が成立=マイナンバーカードが保険証に
-扶養家族、国内居住に限定]
(時事通信社 2019年5月15日)
マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにする改正健康保険法
などが15日午前、参院本会議で自民、公明、立憲民主、国民民主各党などの
賛成多数で可決、成立した。
利便性を高め低迷するカード普及率を向上させるとともに、受診時の本人
確認をより確実に行えるようにするのが狙い。
2021年3月からの施行を目指す。
改正法はまた、外国人労働者の受け入れ拡大に対応し、健康保険が適用される
扶養家族を原則国内居住者に限定する規定も盛り込んだ。
医療費の抑制や不正利用の防止が目的。
マイナンバーカードの保険証利用では、医療機関の窓口で、カード裏面の
ICチップの情報を機器で読み取り、保険診療の支払い審査機関への照会
などを通じて患者の保険資格を確認できるようになる。
制度が浸透すれば、健康保険組合などが保険証を発行する必要性も薄れる。