[救急車への盲導犬同乗拒否 東京消防総合指令が認識不足謝罪]
(共同通信 2019年4月26日)
東京消防庁は26日、心肺停止状態のため救急車で搬送される90代女性に、
視覚障害のある家族が付き添おうとした際、「盲導犬は同乗できない」と
誤った説明をし、医療機関への搬送が約5分遅れたと発表した。
現場の救急隊員に指示した総合指令室員の認識不足が原因。
搬送先の医師は遅れによる容体への影響はないとみているという。
救急隊長や指令室幹部が家族に謝罪した。
身体障害者補助犬法は、公共施設や公共交通機関が盲導犬の同伴を拒んでは
ならないと定めている。
東京消防庁によると、搬送時に家族が付き添おうとした際、総合指令室が
救急隊に「盲導犬は同乗できない」と指示した。