サバイバーズ・ギルト

[サバイバーズ・ギルト]

(Wikipedia)

戦争や災害、事故、事件、虐待などに遭いながら、奇跡的に生還を遂げた
人が、周りの人々が亡くなったのに自分が助かったことに対して、しばしば
感じる罪悪感のこと。

ナチスによるホロコーストを生き延びた人々などに見られたケースが有名で
ある。

日本においては、2001年6月8日に発生した附属池田小事件や、2005年
4月25日に発生したJR福知山線脱線事故において、生存者の間にこの種の
感情が見られると報道されたこともあって認知度が高まった。

また、太平洋戦争中に行われた特別攻撃隊、本土空襲、沖縄戦、広島市への
原子爆弾投下、および長崎市への原子爆弾投下で生き残った高齢者が当時を
回想するとき「あの状況で見殺しにするしかなかった」「助けられた命を
見捨てた」など証言する場合も、このサバイバーズ・ギルトに当たる。

心的外傷後ストレス障害 (PTSD) を起こして心理的な援助を必要とする場合も
ある。

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