[膵臓がんの発症リスクが2倍に! 「歯周病」を甘く見てはいけない理由]
(Diamond 2018年12月27日)
歯周病や虫歯といった歯科疾患が、単に「口の中の問題」と考えられていた
時代は遠くなった。
歯周病が糖尿病、がん、循環器病、認知症など全身のさまざまな疾患に
関わっていることが、国内外の研究者によって明らかになってきたからだ。
しかし、アメリカでは20年以上も前に、歯周病学会が「Floss or Die
(フロスを選ぶか、死を選ぶか)」というスローガンを掲げている一方で、
日本では患者への注意喚起に結びついているかというと、まだまだだろう。
そこで、鶴見大学歯学部探索歯学講座・花田信弘教授(歯科医師・歯学
博士)に、日本人がまだあまり認知できていない歯周病が全身に及ぼす悪
影響について、詳しく話を聞いた。(聞き手/ライター 羽根田真智)