鉄分補給「南部鉄偶」愛らしく人気で生産が追い付かない状態

[南部鉄「偶」ヒット中 やかんや鍋に入れて鉄分補給
              愛らしい見た目評判、生産追い付かないほど]

(河北新報  2018年12月5日)


岩手県が出土数日本一を誇る土偶を南部鉄器で再現した「南部鉄偶」が
人気を集めている。
盛岡市の工芸品メーカー「壱鋳堂(いっちゅうどう)」が「やかんや鍋に
入れて不足しがちな鉄分の補給に」と考案した。
愛らしい見た目が消費者のハートをつかみ、生産が追い付かない状態だ。

南部鉄偶は昨年8月に発売。
湯沸かし用のやかんや煮物を作る鍋に入れ、鉄分を染み出させる。
黒豆のつや出しやアサリの砂抜きにも役立つという。
デザインは岩手県で多く出土する遮光器土偶、座った状態の合掌土偶、
顔の形が特徴的なハート形土偶など計5種類。
価格は2000~2200円(税別)。
体高は6.5センチと手のひらサイズだが、重さは300グラム前後とずっしり
している。

2頭身の体形が「かわいい」と評判となり、文鎮や箸置きとして購入する人も
多い。
今年に入ってからは毎月「生産能力の限界」という千数百個を全国約30カ所の
土産物店などに出荷している。

壱鋳堂の佐藤康大社長は「安価で、若い人でも手が届く南部鉄器をつくりた
かった」と説明。
「鉄分補給で健康維持のために利用してほしいが、キッチンに置くだけでも
癒やされて家事が楽しくなるはず」とPRする。

南部鉄偶は盛岡市の百貨店「川徳」や大手通信販売サイトで購入できる。



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181205-00000019-khks-bus_all




No tags for this post.
カテゴリー: え栄養医学 パーマリンク