ふざけてナメクジ食べた男性死亡、寄生虫で昏睡と麻痺 豪

[ふざけてなめくじ食べた男性死亡、寄生虫で昏睡とまひ 豪]

(CNN.co.jp  2018年11月6日)


オーストラリアのシドニーで、仲間たちと飲んでいる最中にふざけて
ナメクジを食べた男性が、寄生虫に感染して1年以上も昏睡状態に陥り、
全身がまひして死亡した。

友人や家族が同国の放送局ネットワーク10のトーク番組に出演して語った
ところによると、当時19歳だったサム・バラードさんは2010年、友人の
自宅の中庭で、仲間たちとワインなどを飲みながら談笑していた。
そこへ現れた1匹のナメクジを見て「食べるか」という話になり、
バラードさんがのみ込んでしまったという。

その後、バラードさんは身体に力が入らなくなって両足の激しい痛みを訴える
ようになった。
医師はこの症状について、ナメクジに寄生していた広東住血線虫が原因だと
診断した。
広東住血線虫はネズミの肺に寄生し、糞などを通じてナメクジやカタツムリ、
カニ、エビ、カエルに感染する。
人がこうした生き物を調理せずに食べたり、野菜にナメクジやカタツムリが
付いていることに気付かないままよく洗わずに食べたりすると、寄生虫に
感染。
幼虫が脳に入り込めば髄膜炎を引き起こす。
大抵の場合は軽度な症状で済むが、バラードさんのように重症化することも
ある。

バラードさんは間もなく昏睡状態に陥って、420日間、意識が戻らなかった。
ようやく意識を回復しても、体がまひして自力で食べることも、ほとんど
動くこともできず、24時間介護が必要になった。
それでも精神状態はしっかりしていたという。

バラードさんは2日、自宅近くの病院で、家族や友人に囲まれて息を
引き取った。
葬儀は8日に営まれる。



http://news.livedoor.com/article/detail/15554595/




No tags for this post.
カテゴリー: か感染症(細菌・ウイルス・真菌・寄生虫) パーマリンク