魚が原因! ヒスタミンによる食中毒

[魚が原因! ヒスタミンによる食中毒]

(家庭の医学  2018年9月18日)


<加熱では防止できない>
魚を食べた後に、顔が赤くなったり、じんましんがあらわれたことは
ありませんか。
もしかするとヒスタミンによる食中毒かもしれません。
マグロやカジキ、イワシ、サバ、アジなど身近な魚で起こる可能性が
あります。


ヒスタミンは花粉症やじんましんの発生に関係する物質で、魚に蓄積されると
食中毒を引き起こします。

この食中毒は、マグロなどの赤身魚やその加工品に含まれるヒスチジンという
アミノ酸の一種が分解され、ヒスタミンが生成されることで発症します。

魚を食べた直後から1時間ぐらいで、口のまわりや耳たぶが赤くなる、舌や
くちびるにピリピリした感じがする、じんましん、発熱、頭痛などの症状が
あらわれます。

ヒスタミンとして100mg以上摂取すると中毒症状を起こすとされており、
症状は6~10時間続きます。

次第に回復することがほとんどですが、症状が強い場合は治療が必要なことも
あります。


(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子)


https://sp.kateinoigaku.ne.jp/kiji/125478/




No tags for this post.
カテゴリー: アレルギー体質,  栄養関連アレルギー パーマリンク