67歳女性が体外受精で双子妊娠、医師反対も出産覚悟(中国)

[67歳女性が体外受精で双子妊娠、医師反対も出産覚悟]

(NEWSポストセブン  2018年8月25日)


<67歳での出産はうまくいくか>
中国北京市に住む67歳の女性が夫の精子を体外受精し双子を妊娠したが、
医師からの「身体的に生むのは極めて危険」との助言を無視して、生むことを
決意したという。

この夫婦には一人息子がいたが、4年前に34歳で自動車事故により亡くして
おり、それ以来、この女性は寂しさからうつ状態になっており、「もう一人
子供を育てたい」との思いから、対外受精を受けたという。

ネット上では、この女性について「子供が大人に成長するまで、生きているか
どうかわからないのに、あまりにも身勝手すぎる」との批判の声の一方、
「1人息子を失った女性の悲しみも理解してあげるべきだ」との書き込みも
見られる。

中国紙「北京日報」が報じている。


この女性、張さんは、「4年前に1人息子を亡くした際、睡眠薬なしでは眠る
ことができない状態で、寝ても見る夢は息子のことばかりだった」と語って
いるという。

張さんが1人息子を生んだ時代は、「一人っ子政策」で、それ以上を産むこ
とが極めて難しかったという。
「本当は子どもを2人以上ほしかったが、政策を無視できず、その代わり、
1人息子を一生懸命になって育てたのだが、交通事故で急死してから、私は
精神的に錯乱状態だった」と張さんは同紙のインタビューに答えている。

この寂しさや不安を北京市の市衛生・計画生育委員会の担当者に懸命に訴えた
ものの、「担当者は『仕方がない』と言うばかりで、全然取り合ってもらえ
なかった」と張さん。

張さんは夫と話し合って、もう一人子供を育てることを決め、体外受精による
出産を思い立った。

しかし、年齢的に、中国内の病院ではどこも相手にしてくれないと思い、
今年の4月に台湾の病院で受け付けてもらい、体外受精を受けた。

すると、検査の結果、6月に双子を妊娠したことが分かったという。
「もう天にも上る気持ちでした。これで新たな生きがいできた思いで、精神的
にも張りができました」と張さんは妊娠の喜びを語る。

しかし、北京市内の産婦人科医に出産の相談をしたところ、「その年齢では
無理だ」などとにべもない言葉を浴びられ、憤慨。
「だったら一人でも生む。私は85歳まで生きて、子供を育てる自信がある」と
開き直っているという。
幸い、近くに住む姪が「出産のほか、生まれてきた子供の面倒の手伝いを
する」と言ってくれることから気が楽になって、いまは出産に向けて準備を
進めているところだという。


ネット上では「この女性は常軌を逸しているのでは。常識的に考えれば、
生まれてくる子供は卒業式よりも早く、葬式に出ることになる」などとの
書き込みの一方、「すでに一人っ子政策が廃止されており、だれでも子供を
産む権利があり、それを阻むことはだれもできない」との声もある。


中国では2010年に62歳の女性が双子を出産しており、これが中国の最高齢
出産記録となっている。



http://news.livedoor.com/article/detail/15207847/




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