10代少女に突然噛まれた 「自閉症だから」警察は取り合わず(英)

[10代少女に突然噛まれた5歳男児
           「少女は自閉症だから」警察は取り合わず(英)]

(TechinsightJapan  2018年8月20日)


発達障害のひとつとされる自閉症を患う子供の中には、突然暴力的な行動に
出てしまうケースもあるという。

このほどイギリスで、5歳男児が10代少女に噛みつかれるという騒ぎが
起こった。
当時この少女にお咎めがなかったことから、噛まれた男児の母親は落胆して
いるようだ。
英メディア『The Sun』などが伝えている。


先月26日、英ピーターバラ市のマクドナルドでジェシカ・コリンズさん
(25)は息子のチャーリー・ヴァイス君(5)、娘のエルシーちゃん(2)と
一緒に食事をとっていた。

親子はそこで思いもしない事態に見舞われた。
見知らぬ10代少女が突然チャーリー君に近づいて「何て悪い子なの!」と
言い放ち、噛みついて殴りだしたのだ。
驚いたジェシカさんはチャーリー君を少女から引き離そうと抱き上げたが、
少女は背中に噛みついたままで離れようとしなかったという。
必死の思いでチャーリー君を少女から引き離したがそれでも少女は攻撃を
止めなかったため、ジェシカさんはチャーリー君を連れて店内のトイレに
身を隠した。
そのうち少女の母親が、娘を連れて店内を出ていくだろうと思っていた
そうだ。

ジェシカさんはその場でチャーリー君の怪我を確認した。
すると背中には血の滲んだ大きな噛み傷が残り、脚も出血していた。
ジェシカさんは後に、このように話している。
「チャーリーの泣き叫ぶ声を耳にして、恐ろしくなりました。たぶん今までで
最悪な出来事です。母親であれば、身震いするような瞬間だったと思い
ます。」
「少女は全体重をかけてチャーリーの上に覆いかぶさり動けないようにして
いたため、どれくらいの強さで噛まれていたかは見えませんでした。とにかく
恐ろしかった。」
「私はなんとか引き離しましたが、それまで少女はずっとチャーリーを
噛み続けていたのです。その間は30秒ほどだったと思います。少女は
チャーリーを噛んで、殴って、引っ掻いていました。」
「この後、チャーリーにどこが痛いか聞いたところ『全部痛い』と言って
ました。そして背中の上のほうが噛まれており、血が出ていたのです。私は
血をふき取って出血が止まるよう傷を押さえました。」

この事件でチャーリー君は心にも傷を負ってしまったようだ。
ジェシカさんはFacebookに、チャーリー君は恐怖心がぬぐえないせいか
夜驚症にかかってしまったと明かしている。


さらにジェシカさんにとって、もう1つ大きな問題があった。
今回のことを警察に伝えたが、少女が自閉症を患っていることから積極的な
対応をしてくれなかったということだった。

この件についてジェシカさんは、次のように訴えている。
「少女が自閉症だからという理由で、警察は真剣に取り合ってくれません
でした。少女はまた同じことを繰り返すかもしれないのに、それを止めようと
することもないのです。少女の母親を探し出して話をすることで次の被害者を
出さず、少女自身を救えるかもしれないんですよ。」

ジェシカさんの訴えが届いたのか、ケンブリッジシャー警察のスポークス
マンは「我々は報告を受けてこの事件を調査しています。問題の少女は確認
できています。これから男の子の家族と少女の家族、両方に考慮しながら
対応していく予定です」と述べている。


(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)


http://japan.techinsight.jp/2018/08/masumi08181550.html




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